男鹿も今日は雪になっています。

例年以上の積雪とはいえ、男鹿はまだ極端なまでの積雪ではないようです。
秋田市や能代市の知り合いが男鹿に来ると、そろって男鹿は雪がないね、いいね、っていう話になります。
実際、積雪量でみてもそうなのでしょう。

豪雪の通勤



こうした豪雪になるたびに思うことは、こんなに雪が降って道路の状態が悪いのに、なぜ無理して通勤するんだろうか?ということ。
もちろん、販売店や工場、建設業等であれば仕方ありませんが(豪雪だと建設業も工事は無理かもしれませんが…)、デスクワークが中心であるホワイトカラーの方々が、豪雪の中でも一生懸命、会社に向かっていくのは、かなり不思議な光景だと思っています。

まず、道が悪いので確実に渋滞が悪化し通勤時間が倍以上になります。
とうぜんスリップ事故の危険も高まりますので、精神的に疲れます。
さらに頑張って会社についても、最初にやるのは会社の敷地の雪よせです。
こんな疲労困憊した状況で、いい仕事ができるのだろうか、という疑問は当然です。

昔のお話



かつて銀チャも秋田市内の会社にマイカー通勤していた時期がありました。
システムエンジニアという仕事でしたので、毎日会社にいる必要もないと判断した場合は、上司に在宅勤務を申し出て、許可が出れば、あとはメールと電話で業務報告をすれば、自宅で仕事をしていました。
非常に合理的で、いいシステムだと思っていて、将来的にこの業界はみんなそうなるんだろうなぁ…と思ってたら、残念ながらその方向には行きませんでしたが。
その事については、また、いつか。

そして今



企業や行政は、積極的に在宅勤務を進めるチャンスなんじゃないかと思っています。

まず、マイカー通勤の台数が減れば、渋滞の大幅緩和が期待出来ます。
もちろんガソリン代も節約できますし、会社側からみれば通勤費を減らすことができるでしょう。
日本は将来的にガソリン代が安くなることは、もう期待できない状況ですし、エコカーだろうが、電気自動車だろうが、減らせるコストは減らしていくべいきでしょう。

そして、在宅勤務ですので、基本的に「残業」の時間を減らせます。
会社にいる場合は、出社してから、退社するまでが、勤務時間なので、仕事の内容如何にかかわらず「残業」としてカウントせざるをえません。
在宅勤務になれば、「時間」よりも「成果物」を重視することになります。
「成果物」に見合った「残業」時間は認められるでしょうが、ただ会社にいた「残業」に相当する分は減らすことができるはずです。
在宅で勤務する側も、無制限に「残業」をつけては、せっかく手に入れた在宅勤務という権利を奪われかねないために、バランスのとれた申請をするはずでし、かつて私もそうしました。

そして何より



通勤時間というのは、1円のプラスにもなりません。
金銭的なマイナスに加えて、ただ移動するだけのことに相当な時間を無駄にするのです。
加えて冬場の過酷な通勤環境は、社員のモチベーションを下げるだけで、会社の利益には全くなりません。

株式会社が、株主の利益を最大化することを目的にするのならば、まずは冬場の「在宅勤務」を、積極的に進めていくべきだと思います。
これはすねての雪国の会社に当てはまることです。
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