山海の恵み豊富な男鹿半島で、ITと、自転車と、豊かなカントリーライフの実践めざして精進しております。銀チャです。

今日のテーマは、中央に流出する若者と、旧態依然な地方のビジネスモデルについてです。

注)
今回の更新は、自分の考えを確認する意味での文章で、纏まりきっていない感じです。
近いうちに、もう少し整理したいと思いますが、田舎でこそ活きる力を見つけるための経過として、ここにアップしておきます。

中央に依存したビジネスモデル



田舎の多くの企業のビジネスモデルが中央に依存しています。
若者にとって、地方が中央に隷属するようなビジネスモデルに従事するのは、自分の可能性を奪ってしまうように感じているのかもしれません。

一次産業(農業、漁業、林業など)も、二次産業(工業製品)も、大消費地である都会で販売するモノを供給するのが、現在の主たる役割です。
ここで、十分な収入を得られているならともかく、どこも市場原理の言われるままの販売価格に従っています。
また、消費を大きく左右する景気の動向は、いまや世界同時に動きますので、遠い外国で起こった経済危機が、日本の田舎の暮らしに直結してくるのも御存知の通り。

公共事業など行政からの発注事業に頼る業界も、大都市の税収の再配分を受け中央に依存したビジネスモデルです。
典型的なのは建設業ですが、最近ではICT関連も多いようです。
資金の形としては交付税や助成金ですので、これらの資金は中央の政治家と官僚の意図次第で、いかようにも増減します。

こうした隷属的な産業に対して、無意識のうちに嫌悪感を抱いている若者が多いのが、田舎を離れる隠れた原因なのでしょう。

変化のスピードが遅い



長い間、こうした中央に依存するビジネスモデルに慣れたため、常に中央の指示を待つような風土が田舎に醸成されてしまったのは間違いないです。
その結果、自らビジネス組み立てる感覚に欠けているように感じています。
これは、まぁ、自分も含めて、という意味ではあります。

人は、価値のあるもの対してはお金を払いますが、当然、より良いものを、より早く提供してくれるところにお金は集まります。
待ちのビジネスモデルに慣れてしまった人へのお金のまわりは、どんどん減っていくはずです。

こうした自然減少的な産業に、若者が積極的に参加してくれるとは思えません。
無秩序な成長がいいとは思いませんが、自分が成長するのに必要な収入を支える産業が必要です。

価値を作り出す



田舎は昔から中央に依存したいたのでしょうか?
自分はそうでは無かったのではないかと考えています。

かつては今のような大規模な物流が存在していなかったのですから、自分達の作った価値を、自分達で受け取っていたはずです。
中央への依存は僅かであったはずです。

現在は中央への依存を過剰に強めた結果、地域づくりや人材育成まで、中央の意向そった状況になっています。
このバランスを、せめて5:5まで戻していくのが第一歩と考えます。
やはり、ある程度の規模で自立しなければ、前には進めず、常に誰かの後ろについていかざるを得ません。

自立というのは、自分達の選択した道が間違えていた場合は、自らその責任を負う必要があるという事です。
まっとうな社会人であれば、誰もが負っている責任ですので、これを地域全体で負うのはそんなに変なこととは思えません。

一見、リスクのある選択のようにも見えますが、いつまでも中央が健在である保証はありません。
いざという時の自衛手段としても、こうした道を模索する時期です。
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