オール○○で頑張ろうという言い出す年配の方って…いますよね。

みんなで力を合わせれば…って。

それって、みんなが同じ方向を目指して、同じ結果を望んでいて、かつ同じ経済的な利益を共有してる場合に通用する話。

言ってみれば、みんなが農家であってり、漁師であったりする場合は有効な理屈なんですが、昨今、サラリーマンや公務員が社会の大半を構成する時代では、あまり説得力をもてません。

もはや同じ地域に住んでいるという理由だけで連帯感を感じるコトができないのは仕方ない。

似た考え方、似た感覚を持った人とじゃないと、とても連帯なんかできないというのは、正直なトコ。

もう、みんながみんな同じ方向を向いてる時代じゃ無いっていうのは、上の世代も理解はしてるんだと思うけど、それに対しての向き合い方の模索が足りてないのだと感じる。

活きの良いグループ
衰退する地域の中でも、必ず活きの良い小さなグループというのは生まれるものであって。
新しい考え方、迅速なスピード感で、今までとは違った価値観で成果を上げていく。

もちろんグループじゃなくて個人だったり会社だったり。

そうした新しい芽に対して、なんとか手前に取り込もうというような話の仕方は致命的なんだけど、気付いてない。

小さなグループというのは、小さいが故に、考え方や感じ方が近い人間が集まっているのであって、それが故に活きが良い。

それを自分の下に囲い込んで管理し始めたら、当然活きが悪くなって、形だけ残して自然消滅するのは当たり前。

補助金なんかで誘導するのは最悪手。

行政からのお手伝い
行政関係から「何かお手伝い出来ることは無いですか」的な話がよくきく話。

そこで出るのは、まぁ、だいたいが補助金を出しますよって話。

使う側に明確な戦略と、卓越した補助金処理能力(早い話が面倒な調整や書類作成能力)があればいいんだけど、普通はそーゆーのとは無縁の人が大多数なので。

割り切って使えるだけの補助金に対してのリテラシーがあればいいんだけど、それがないと只の補助金受け皿団体に成り下がったりするコトも多々。

あと、大事なプロセスを補助金を使ってすっ飛ばしてしまうと、本来そのグループが得られるはずの大事な経験値獲得のチャンスを失うのも問題。

経験値の足りない形だけは上等なグループには地力は生まれない。
面倒でも、大変でも、自力で進んでいける地力を付けないといけない。

それをするために必要なエネルギーは小さくないんだけど、それを余計な調整や書類作成に使っちゃダメです。

自分が何をしたいのか…仲間と何をしたいのか…明確にしないとすぐに息切れしてしまう。

そこ間違わないようにしたい。
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