まぁ、今回のお国の騒動…政治家も大変です。

別に誰の責任とか、誰が辞めるとか、そんなのには興味はないけど、何故にこんな事態を招いたか…という部分はきちんと検証できないと、将来、また繰り返す。

最も下手を打ったのは「内閣人事局」っていう、政治家が官僚を動かすためのシステムが、本来の趣旨を超えて、極端なまでの論功行賞スキームに変遷してしまうコトに歯止めをかられなかったコト。

政治家側も都合よく利用していたつもりが、結果的にその便利さに依存してしまったところに今回の失態がある気がしてる。

世の中には、出世が何よりも優先する官僚が一定数いて、それは別に問題でも何でもなくて一生懸命働いて出世すればいい。

ただ、そこに突如として現れた論功行賞フリーウェイに対して、政治家が想定したコトとは、かけ離れた論功に突き進む輩がいないとも限らない。

というか、今回はそれがいた。

で、だいたいがこーゆーのは初めは大したコトじゃなくても、だんだんエスカレートしていくもので、麻薬依存と一緒。
気付いたら、政治家も官僚も、そのシステムにお互いに依存してしまった。

依存が強まれば、影響も強まる。

たぶん、今回の騒動で”違法”が問われるのは一部の官僚に限られるだろうけど、その結果は政治家にも、国政システムにも、深刻な影響を及ぼしてる。

国政は停滞するし、辞任せざる負えない大臣も出るだろうし。

妙な人事制度作らなきゃ、こんなコトにはならなかったんだろうけど、後の祭り。

まぁ、こーゆーのは一般の組織や団体にも言えることで、相互依存的な仕組みを作ることで、組織が機能不全になり得るというのは、広く知れ渡ってくれればと思う。

日本という国のトップで起こった、巨大な反面教師なんだし。
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット