昨年、ひょんなことから植えてみたトウモロコシ。
ホームセンターで売れ残ってた謎の苗(6本)を植えてみたものの、結果はさっぱりでした。

今年は、10本以上のトウモロコシがそれなりに満足いく収穫があったので、メモ残して来年の参考にしようと思います。

種蒔き


トウモロコシは、ある程度の本数がないと実がならないということで、苗じゃなくて種を買ってきました。
「ゆめのコーン」という、黄色と白の混じった実がなる品種で300円くらいです。

種をまいたのが5/15。
2列で5ヶ所(合計10ヶ所)に3つぶづつ。
間隔は狭めにしたので、だいたい25cmほど。
トウモロコシは隣の株の花粉を風で受粉する植物なので、密集して本数を植えるのが大事とのこと。

最後に、周りに肥料をまいて、水かけて種蒔き作業は終了。

中盤戦


芽が出て、それなりに育ったところで、1ヶ所で育ちがいい株を1本残してほかのは切り取ります。
ちなみに、2本以上よく育ったのがあったので、試しに丁寧に掘り出して、隣の畝に3本植え直しました。
というわけで3列13本のトウモロコシ。

2014-05-29 16.47.18

肥料は後で1回ほど追加。
あとは、水やりと草むしり。
風で倒れないように、そのへんで切ってきた竹を支柱にして紐で結んで補強してます。

2014-07-03 08.50.12

順調に育ってくると、葉っぱの脇から、実に育つ部分(雌穂:しずい)が出てきます。
基本はこれを1個だけ残すんですが、今年は少々放置したこともあって、いくつか2個以上残しちゃったのもありました。
後で書きますが、これは失敗。

toumorokosi_kafun

株の最上部に穂(雄穂:ゆうずい)が出始める。
あと、実に育つ部分の先端からもヒゲのようもの(絹糸:きんし)が出てくる。
雄穂からの花粉が、絹糸に触れて、初めてトウモロコシが受粉する仕組みです。
これは重要なコト。

収穫


8/4から収穫を始めました。
どの株からも、ちゃんと実がなっていて、大きく育ち甘みも十分で、10日ほどの間に10本以上の実を収穫できました。
収穫を始めるのは、もう少し早めでもよかったようで終盤になると、少々実が固くなったのもいくつか。
来年はもう少し早めに収穫しようかと思います。

2014-08-04 06.25.30

8/11の台風の強風で、株は全て倒れてしまって収穫終了となりました。
株は倒れましたが、ついていた実は食べられましたので、この翌日が最後の収穫でした。

秋田は夏に台風被害が出るコトは稀ですが、南の方は支柱立てはちゃんとやらないとダメですね。

受粉が大事


今回は1本の株に2つ以上実を残したのもありましたが、実際2つ以上残しても、ちゃんと育って大きくなります。
問題は雄穂が出る時期(受粉可能な時期)と一致しなければ、大きくなっても、中に実はつかないので、結果的に捨てる事になったものが何本もありました。

販売用じゃないので、2つ以上の実を残しても大丈夫ですが、受粉可能な時期までに絹糸が出てなければ、実がつくことはないので、それを基準にして2つ以上の実を残すかどうか決めたほうがよさそうです。

同じ理由で、他と比べて育ちが遅かった株は受粉が不十分で、一部実が付かなかったりというケースがありました。
なるべく同じタイミングで受粉できるように育てるべきで、間引きの時に別の畝に追加した株3本は、実の付き方イマイチでした。

まとめ


トウモロコシは比較的栽培が容易なようです。
種から育てても十分に育つようですし。

必要なのは、水やり、草むしり、肥料、支柱ぐらい。
あとは受粉させる時期を一致させることだけ気をつければ、それなりの収穫が楽しめるはず。
夏に、もぎたてのトウモロコシをすぐに塩ゆででいただくのは、どんなブランド産地品よりも美味いのは確か。

2014-08-05 11.19.52

以上。
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