ブラタモリが放送されると、Twitterのジオパーク関連アカウントがすごく活発にツイートを繰り返します。

まぁ、つまりそういうコトです。

地形や地質が元になって、その上で生活する人たちの生活や文化に大きな影響を与える。

ジオパークって面白いんだよ〜っていうコトを、あれほど明確に見せてくれる番組も珍しい。

日本全国に急激に増えたジオパークにとって、あのアプローチを検証するというのは急務といっていい。

直接、役には立たなくても、そこで検証した内容が絶対に今後の展開にプラスになることは間違いない。

万人向けではない


ただし、あれを面白がって見てるクラスタって、そんなにメジャーな層とは言えないんですよね。

万人向けではないです。

別に美味しい物を紹介するわけではないし、景色の良さをアピールするわけでもなく。

まちづくりがどのように行われたか。

どのような自然条件を利用して発展してきたか。

不足している状況をどう解決してきたか。

それを知ること。

知ることを共有すること。

そこに面白さを感じてる。

タモリが、解説者さんの質問にスパっと答えるときに、「そーそーそれだよね」と賛同する。

そをれ識ってる自分にたまらない満足感を得る。

あの麻薬的な充足感こそが、あの番組の醍醐味と言っていい。

誰が楽しめる場所なのか


おそらく、行政が期待してるようなフツーの観光客の増加をジオパークで果たすことは、ほとんど望めない。

その代わり、「知ること」や「識ること」に楽しみを見出す、ちょっと変わった層にとっては、たまらなく面白い。

知識を共有することに喜びを見出す人たちにとっては天国のような場所になり得る。

ここを掘り下げたいですよね。

絶対に面白いですよ。

数でなくて質で満足させる


単純に、ガイドブックに載ってることを読むだけでは物足りない。

ガイドブックに載ってる知識が、自分の生活にどのように関わってきたのかを考える面白さ。

考えて出た結果を、他の人と共有し、検討する。

そうした人たちがジオパークのリピーター候補です。

一見、そんなの金にならないって思うかもしれませんが、そういう人たちは単純労働者よりも高度な職についてる可能性が高いので年収は高いって考えられます。

そんな方々が喜びそうな飲食や、物販を提供できれば、少々お高くてもみなさんよく使ってくれるはず。

絶対的な人数が増えなくても、質的、経済的に充足させることは可能。

数ではなくて。

物量ではなくて。

質で満足させる。

人もリソースも限られるジオパークの活用に関して、こーゆー発想を持つのはとっても大事。
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