今朝はTwitterで、青森のコンパクトシティ失敗の報〜みたいな話題が盛り上がってました。
んでもって、秋田の行政もおんなじ方針だし…どうなの?みたいな。

どうなのって、こうなのって、もう成果が出そうな見込みがないのは住んでる人なら、だいたい分かってるでないかな。

というか、田舎、辺境、僻地、そんな形容詞をぶっちりぎりで独り占めできそうなこの土地で、他所で成果をあげてそうな施策を真似したって意味はない。

最後尾スタートなのに、前を走ってる人と同じ戦略でいってどーすんの。

最後尾はギャンブルかけていい


F1なんかのモータースポーツじゃ、予選で下位に沈んだチームは、あえて先頭グループとは違う戦略を取る。

ピットインのタイミングをずらしたり、なるべく負担の少ない走りでタイヤや燃料を温存したり、雨降るタイミングを独自に予測してグリップの無いセッテイングで走ったり、などなど。

当たり前に先頭追いかけてるだけじゃ最後尾なのは変わらないんだから、何かしらギャンブルをかける。
他と違う戦略をとって逆転を狙う。
確率の低い戦略でも、創意工夫を持ってして、なんとか順位の逆転を狙う。

当たり前の手段を、当たり前にやってれば、いつか追いつくとか夢みたいなコト思ってたって無駄。

他所とは違う戦略、他所とは違う価値観で先を見通さないと、一生最後尾についてるだけで終わる。
そのあたり、資本主義はシビアだ。

ギャンブルは小さくかける


肝心なのは、一発のギャンブルですべてを逆転するって思わないことだ。
なんとかの起爆剤みたいな表現が出てきた時は、見込みないと思った方がいい。

F1だって1戦ですべてケリをつけるんじゃなくて、1年間のポイントで順位を争う。

他所とは違うギャンブルをしてるコトを意識しながら、小さなチャレンジを繰り返し、長期にわたって順位を争う。
1年振り返ったあたりで、けっこうなポイントをかせげば、周りの目もかわるし、状況にも変化が生まれる。

新しいスポンサーがつくかもしれないし、技術開発が後押しするかもしれないし、環境が後押しするかもしれないし。

ギャンブルは1種類だけでもない


もちろん、F1で見込みないって思えば、WRC(世界ラリー選手権)でも、WEC(世界耐久選手権)でも、別のカテゴリーで勝負するのだってありだ。

なにもF1チャンピオンだけが成果じゃない。
バイクやサイクルロードレースで勝負したっていい。

自分が何のレースを走っていて、何を目指しているか、何を手にしたいと思っていれば、今のポジションで、今の戦略を撮り続けるのがいかに見込みがないのかがわかる。

まぁ、他所と違うことをやるだけの意思も勇気もないんなら仕方がないけど。
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