昨日のエントリに書いた通り、男鹿半島。ジオパーク検定試験の上級の方に挑戦してまいりました。
合否は結果は後ほどになりますが、久々に「記憶する」スキルを全開にしてきたので、いつもとは違う疲れ方をしてる感じです。
脳が疲れてる、っていう感じなので、ちょっとだけ甘いもの摂取して、早めに休むことにします。

難易度はさほどでもなく


上級編ということなのでかなりの難易度を予想していましたが、実際はそれほどでも無かったです。

というのも、一昨年ぐらいからジオパークに関して興味を持って見ていたこともあって、はじめの頃の講習会に参加したり、昨年の初級検定に参加したりと、それなりに勉強はしました。
ただ、昨年に行われた上級向けの講習会等はスケジュールの都合もあって参加できず、その意味では知識不足になるのは覚悟してました。

ところが、予想に反して午前中に行われた講習にしても試験問題にしても、特に新しい内容の追加はなかったように感じました。
ほとんどの設問が「覚えてはいなかったけど、以前に聞いたことがある」内容でした。
選択肢の数が多かったり、記述式であったりと、昨年の初級よりは解答しずらいのは確かですが、知識の深さを問う内容ではなかったような気がします。

このあたりは、問題作成の方も苦労されてると感じとトコロ。
いろいろと試行錯誤が続いてるようです。

暗中模索のジオパーク


知人の担当者の方や、以前の講習会で知り合った方と話もしましたが、男鹿半島・大潟ジオパークに関しては、まだまだどのような方向性で進めていけばよいかが賛否両論、暗中模索の時期を脱していない、という印象でした。

教育や研究という観点でいけば、今の方向性は間違っていないと思います。
男鹿半島と大潟村のダイナミックな大地の歴史を知識として吸収していくことは、自分たちの生まれた土地への愛着にもつながっていくはず。

問題は、他所から人を呼び込むツールとしての活用方法。
今の、教養・知識を問うようなスタイルでは、まだ厳しいというのは当事者の皆さんも認識してる感じです。
この点においては他の日本ジオパークも同様で、観光・集客という点では結果を出せていない地域が多いようです。

行政の役割はやり切ったのでは?


2011年に日本ジオパークに認定されてから、行政主導で進んできた男鹿半島・大潟ジオパークですが、ここまでの役割は立派に果たせてるんじゃないかと思います。
2年ちょっとの間に、講習会なり、ツアーなり、検定試験なり、行政が担うべき部分は十分な結果が出ています。

ここから先は、それを受けた団体なり、企業なりが進めていかないと結果には結びつかないのかと。

収益事業こそ本番


他所から人を呼び込むというのは、収益事業へ舵を取っていくことになります。
ここからが本番かもしれません。

収益事業として呼び込むためには、代価に見合う価値の提供が必要になります。
学問的なところから離れた活動が主流になるはずです。

今、ジオパークに関わっている人の中でも、ジオパークのことが「好き」な人を集めて、その価値を高めていく時期が来たのかもしれません。
今までの延長線上の事業だけでなく、収益を出せる事業として進めていく段階まで進んできたのかと、感じた一日でした。

以上。
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