会社にしろ、団体にしろ、組織としてのパフォーマンスとは別に、長続きするケースと短期でバラバラになるケースって、それぞれあります。

秘訣っていうほどのモノじゃないですが、なんとなく経験則として言えるコトが一つありまして。

組織を長期にわたって維持できるケースというのは、「これはダメ!」っていう、べからずの項目が一致する方が重要だったりします。

同じ方向性を持ったヒトが集まったからといって、必ずしも長続きするわけではないです。
もちろん、盛り上がりますし、一つの目標に取り組むパワーは凄いです。
が、そのパワーは、結果を出す方向にも向きますが、組織の内部に不満やストレスを貯め込む方向にも作用します。

そこを見逃して、組織としては短命に終わるケースをいくつか見てきてます。

イヤなコトに手を貸したくない


人間だったら当然ですよね。

自分が、これはしちゃダメだよな~って思ってることを進んで手を貸すヒトはいません。
というか、それを強要されるような場合、非常にストレスになります。

誰だって、そんな組織に長きにわたって所属したいとは思いません。

長期にわたって維持される組織というのは、運営するヒトがそのへんの勘所を意識的でも、無意識でも、うまく抑えてないといけない。

打合せをしてて、誰かが凄くイヤがってるような内容を強行した場合、組織として成果をあげることはあっても、結果として組織の寿命を削ってる場合がほとんど。

長続きしない組織は、短期的な成果はあげても、継続的に社会に関わり続けることはできずに、一時の流行歌のように消えていくだけ。
ハタから見てるととても勿体ない動きにも見えます。

実際は運です


とはいえ、地域活性化とか、町おこしとかに関わる団体には、多い話だと思います。

集まるときには同じ方向性を持った仲間だと思い、意気揚々とスタートして実績をあげていくものの、徐々にそれぞれの「やり方」や「進め方」に納得いかなくなっていく。

目的はともかく、そうゆう「やり方」はないだろう…とか。
結果は出たけど、そうゆう「進め方」ってどうだよ…とか。

やがて、方向性は一致してるのに、お互いの「やり方」や「進め方」に不満を覚えて自然解散を迎えることは珍しくない。

とはいえ、これを防ぐ方法はないんです。

お互いの「やり方」「進め方」「これはダメ!」っていうのは、一緒に動いてみないと分からない。
これは、話し合いで解決できるような内容ではなくて、個々の社会適性の相性みたいなものなので、良し悪しという話でも無い。

結局、集まったときに、どれだけ相性の良いヒトと組織作りができるかは運と言っていい。
運が悪ければ短命な組織になるだろうし、運がよければ長きにわたって社会と関わっていける組織として存続する。

長い目で見て見極める


もちろん、長期にわたって維持される組織こそが望まれるのは誰しも一致する見解だろうけど、そのために組織の中に不満やストレスを貯め込むことは、それ自体が組織のパフォーマンスを落とすことに。

そのあたりは、フランクに集まったり、離れたりを繰り返して、その時間軸の中で最適化を図っていった方が、長い目でみれば見れば上手くいく可能性は高そう。

組織維持や、組織防衛に長けた団体が、社会的害悪にまで成長するケースだって多々ありますから、そのへん見極めが重要だったりします。

そーはなりたくない。
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