地方が衰退を続ける理由を明らかにすること自体には、そんなに意味があるとは思ってないです。
っていうか、そんな理由は実はハッキリしていて、地方に住んでいる自分たちが、本当に望んでいることを言葉や行動にせずに、ただ中央からのカネを当てにして、豊かさを享受することに専念してしまった…只それだけだと考えます。

そもそも、経済成長期の「均等なる国土発展」なんていうお題目は、中央にとって都合のよい地方を実現するためのアメとムチでしかないのは自明でした。
それに乗っかって、中央からのカネを使うことで享受した豊かさが、中央からのカネが減っていく中で衰退に転じていったのは、当然といえば当然の結末。
もともと「発展」でもなければ「衰退」でもなかった。
地方の問題ですらなく、ただ中央の都合でしかなかったわけです。

衰退から外れちゃいましょう


この衰退の下り坂から外れるコト自体は、別に難しいことでもなんでもないです。
下るのがイヤなら、上ればいいだけです。
もちろん、誰かに運んでもらうのではなくて、自分の足で。

地域に住む個人が、自分が考えた未来、自分が望む地域、そうした自分の中の妄想ともいえるような考えを、遠慮無く言葉にして、行動に移す。
ただそれだけで、地方は中央から開放されて、自分の道を歩けるようになります。
自分だけの坂道を上れるようになります。

自分のカネは自分で稼ぐ


もちろん、自分の道を歩くに当たって、そのためのカネを中央に求めることはできなくなります。
自分の食い扶持は、自分で何とかしないといけませんが、重くて歩けなくなるほどのカネがあっても困りますので、ほどほどの稼ぎがあればそれでいいわけです。

単純に収入だの、GDPだのという面だけで測ってしまうと、今よりも状況は悪くなるかもしれませんが、今よりもマシじゃないですかね。
昔の地方はは、中央に対しての自由はないけど、困らないだけのカネは回ってきましたから。
今じゃ、自由も、カネもありません。
だったら、せめて自分らの未来くらいは、自分らの自由にさせてもらいたいところです。

まとめ


ここで、地方自治の拡充だの、地方の財源移譲だの、そんな七面倒くさい話をしたいわけじゃありません。
そもそも、自分が、どんな地方社会を求めてるかをはっきりさせなければ、そんな議論すら意味ないですし。

一人一人の中には、妄想という形で、もの凄い量のエネルギーがあると自分は確信してます。
誰の中にでも、です。
そのエネルギーを「誰もが幸せな地方社会」という存在するわけもない未来に向ける必要はありません。
自分が望む未来を、各自がそれぞれ形にしようと行動しさえすれば、地方は衰退なんていう些細な問題すらも気にならない場所になれると、そんな感覚が今自分の中で確かなモノになりつつあります。

もっと自分のコト、自分の妄想を信じてあげるべきだと思います。
自分がワクワクしないような未来なんか、他の誰にとっても楽しい世界なわけないじゃないですか。

以上。
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